生産者を知る「フェダール農園」

生産者を知る「フェダール農園」

フェダール農園は、コロンビアの知的障がい者の人たちの就学と職業訓練を行う民間の財団、「フェダール財団」が敷地内で運営するコーヒー農園です。
フェダール財団は、1985年に障がい児を持つ親が中心となって設立されました。当時のコロンビアには障がい児が通える学校はなく、自宅に引きこもるか、通常学級に通って、逆に自信を失くしてしまうことがほとんどでした。

フェダール財団の敷地内には、就学年齢の子供たちが勉強する学校と、卒業生が働くコーヒー畑、養豚、陶芸、紙漉きの作業場があり、約130名の障がい者が毎日元気に通っています。

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学校では、子供たちは専門性のあるスタッフのもと、読み書きなどの学習プログラムに加え、絵画、音楽、園芸など、様々なプログラムを楽しむことができます。これらのプログラムは、決して強制する事なく、自己表現の場として行われます。同時に、後々の就労支援に向け、それぞれの子供の適性診断を行って、それぞれが必要なスキルを取得することを目指しています。

2012年、フェダール農園のコーヒーへの技術指導と日本への販売支援が始まりました。技術支援の目的は、コーヒーの品質をより向上させ、社会貢献的な考えによってコーヒーが販売されるのではなく、美味しいコーヒーとして販売され、市場でその価値が認められることです。コーヒー農園では、健常者と障がい者がチームを組んで、収穫に取り組んでいます。チームが目的を共有し、ともに努力を重ねることで、年々コーヒーの品質は上がっています。

フェダール農園を訪問すると、障がい者の人たちが明るい笑顔を浮かべ、生き生きと働いています。農園で働く人たちの思いが、農園内に掲げられた標語に込められています。

「コーヒーは、私達がより良い世界を夢見ることを、可能にしてくれます。」

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彼らが誇りを持って育てたコーヒーを、日本の障がい者の人たちが誇りを持って、美味しく淹れることで、コーヒーが繋いだ夢は、一層大きくなることでしょう。